マイプリントに入社した経緯を教えていただけますか?
私、ずっとバスケをしていて、いわゆるスポーツ少女だったんです。就活でも、スポーツメーカーやジムの会社を中心に探していました。たまたま父の友人がマイプリントに勤めていて、面白そうな会社だなと思い説明会に参加してみたんです。そしたら、待ち時間に私たち学生に気さくに話しかけてくれたり、社員同士で仲良く話していたり、雰囲気がすごく良くて、「絶対ココがいい!」って思いました。即決でしたね。
スポーツ業界からマイプリントへ。大きな方向転換ですね!入社してからしばらくは年賀の営業をされていたとのことですが、当時心がけていたことはありますか?
お取引先様のリサーチを徹底していました。同じ業態でも会社によって色や客層が全然違うし、いろんな方の要望が知りたくて、担当の方はもちろん実際に受付をしてくださる現場の方にも一人一人聞いてまわっていました。
それは大変そうですね。
大変ですし、時間もかかります。でも、妥協してはいけない部分だと思います。地道に聞いてまわると、だんだんそのお取引先様の特徴が見えてくるんですよね。先輩たちはそれをすぐに見極める目を持っているので、何かヒントはないかと、商談に同行させてもらったりもしました。商談の進め方や質問の仕方など、実際に見て、聞いて学ぶことは多かったですね。
今はどんなお仕事をされているんですか?
年賀状のカタログやPOPなどの販促物をつくったり、年賀状を買ってもらうための施策や企画を考えたりしています。
営業とはまた全然違った仕事内容になりそうですね。
内容としてはそうなんですが、営業時代の経験が活かせる場面が多いです。例えばカタログをつくるときに、カタログを見るお客様だけでなく、それを使って話す営業の立場でも考えられるので、「これを持っていってお客様とどんな話ができるだろう」という視点で企画を立てられます。あとは、営業とのコミュニケーションもとりやすいですね。こちらから何かお願いするときも、頼み方を工夫できるし、お互いの負担を最小限に抑えながら進める方法を考えるようにしています。。
営業の方と一緒に商談に行くこともあるとお聞きしました。
ありますね。基本的に話を進めるのは営業なのですが、お取引先様から何か質問されたときに、デザインや費用・スケジュールなど何でもすぐに答えられると良いな、と思って同行したりしています。疑問はすぐに解決したほうが、誰でも嬉しいですからね。それに、一旦持ち帰ってあとでメール、ではなく、その場で答えて話し合うことで、対面でのコミュニケーションが増え、お客様との距離がぐっと近くなるんですよ。
お客様とのコミュニケーションを大切にされているんですね。
そうですね。毎年お客様に年賀状をお送りするのですが、そうすると「お久しぶりです。元気ですか?」と電話がかかってくることもあって、すごく嬉しいですね。年賀状がきっかけで仲良くなることもある。年賀状には、人をつなげる力、関係を良くする力があると思うんです。
年賀状もコミュニケーションツールだということですね?
その通りです。でも、近頃若い世代が年賀状文化から遠ざかってしまっている、というのももちろん感じています。ただ単純にたくさん送れば良いというものではなく、「年賀状は人と人をつなぐコミュニケーションツール」だということを大切にしたい。年に一度の機会に、想いのこもったコミュニケーションがもっともっと生まれればいいなと思っています。
鐙さんの今後の展望をお願いします!
これから入ってくる後輩と力を合わせて、年賀状を送りあう文化を日本で再燃させたいです。そして世界へ発信していく!もうすぐオリンピックもあるので(笑)。あとは、婚礼事業の人たちの意見も聞いてみたい。合同会議や飲み会を開催したいですね。それぞれ異なる立場から意見を言い合い、お互いの“おめでとう”事業を盛り上げていきたいです。